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「イタズ 熊」 [映画]

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〔1987年/日本〕


マタギの岩田銀蔵(田村高廣)は、
ある日、「片耳」と呼ばれる人食い熊を射止める。


その夜、「片耳」の毛皮を吊るした土間に小熊が入り込み、
その場を離れない。
「片耳」は母熊だったのだ。


銀蔵の孫・一平は、
母(桜田淳子)と離れて暮らす淋しさからか、
「ゴンタ」と名付けた小熊を殊の外可愛がる。
ゴンタも一平に懐き、成長するが、
次第に近所の鶏小屋や農作物を荒らすようになる。


ゴンタは自然に帰すしかない。
そう決めた銀蔵は、
一平と共にゴンタを山に運び、放つ。


一年後、大熊が現れ、人間を襲った。
それはゴンタだった。
銀蔵は山に入り、
ゴンタと対峙するが・・・。





昨日に引き続き、
またマタギ映画。
どこまで凝るんだ、自分(笑)。


本作も、
昨日の「オーロラの下で」も、
以前観た「マタギ」も、
監督は全て後藤俊夫さんという方だ。
この後藤さん、
何かマタギに思い入れがあるのだろうか。


本来、野生であるはずの熊を、
小熊の頃から飼ってしまうと、
その後どうなるのか、という問題を描いている点が、
他の2作、そして「リメインズ」とはちょっと違うけど。


その小熊がとにかく可愛い。
ふわふわで、ころころしていて、
パンダを見ている時の気持ちと似ている。
しかし、熊は熊。
成長すれば危険になる事は
目に見えている。


ここまで観た時、
私は、グレゴリー・ペックの1947年の映画、
「仔鹿物語」を思い出した。


どちらも少年の成長を描いた物語である事に
変わりはないけれど、
アメリカの開拓者家族の、
少年に対する教育に、
日本人には無い感覚があり、
一緒にビデオを観た女友達と
話し合った記憶がある。


どちらがいい、
という事はなく、
どちらもいい。
国や状況が変われば、
教育も変わる。
ちなみに、アメリカ人的教育を、
友人は、「なし」、
私は、「あり」だと言った。
この「イタズ」と観比べてみるのも、面白いかもしれない。


昨日の「オーロラの下で」も本作も、
桜田淳子が出ている。
どちらも秋田に住む女の役で、
秋田出身だからと選ばれたのか、
単に監督に気に入られていたのか。


変な騒動がなければ、
きっといい女優になっていただろうに、
勿体ない気もするけど、
今の彼女が、今の生活を楽しんでいるのなら、
他人がとやかく言う事ではないし。


評価 ★★★☆☆

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