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「オリバー!」 [映画]

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〔1968年/イギリス〕


救貧院で暮らす孤児の少年・オリバー(マーク・レスター)は、
くじで負けてしまい、
皆の代表で、食事のお代わりを所望する。


しかし、そんな事は言語道断。
問題児と見なされた彼は葬儀屋に売り飛ばされてしまう。
葬儀屋でしばらく働くも、
先輩格の少年に、
亡くなった母を悪く言われ、
殴りかかった挙句、そこを飛び出す。


7日間かけてロンドンに辿り着いたオリバーは、
ドジャーと名乗る少年に声を掛けられ、
彼のねぐらへ付いてゆく。


そこではフェイギンという男が、
少年たちに泥棒の技術を仕込んでおり、
オリバーも彼の手下の一員とされてしまう。


初めて、スリの実践をしに街に出たオリバーだが、
あっけなく捕まってしまい、
裁判を受ける事に。
しかし、被害者の紳士は、
オリバーに何か感じるところがあり、
彼を家に招き、厚遇する。


しかし、フェイギンや彼の仲間の悪党・サイクスは、
オリバーに何か喋られては都合が悪いと、
彼を拉致する・・・。






「ディケンズは自分に合わないかも」などと書きながら、
また観てしまった。
懲りない女だね、私も(笑)。


昨日書いた「オリバー・ツイスト」を、
ミュージカル仕立てで描いた作品。
監督は「第三の男」のキャロル・リード。


ただ、昨日のデビッド・リーン監督版よりは、
ずっと面白く感じられた。
好みの問題もあるだろうけれど、
ミュージカルな感じが、
そう悲惨さを感じさせず、
人々が踊りだす場面などは、
中々面白く、見入ってしまう。


それから、リーン版よりイライラさせられないのもいい。
オリバーの出生の秘密が分かる証拠の品などは、
簡単に出てくる。
そういった物が転々とする場面に、
ストレスを溜めやすい私としては、
とにかく安心して見ていられる事にホッとする。
(じゃあ観るなよって話だけど(笑))


何より、大好きでたまらない「小さな恋のメロディ」のコンビ、
マーク・レスターとジャック・ワイルドの共演が嬉しくて。
以前、テレビの「あの人は今」的な番組で、
マーク・レスターは、日本だけの人気で、
イギリスではまるで知られていない、みたいな事を言われていた。


でも、この「オリバー!」、
1969年のアカデミー賞で、
作品賞から、監督賞から、6部門も受賞してるじゃないの。


レスター自身が賞を獲ったわけじゃないけど、
全く実績を残していないわけじゃないと、
ちょっと感動。
なんでイギリス人は、そこまで彼の事を知らないんだ?
(知らないという事自体がテレビのヤラセ?)


150分と長いのが、今まで手が出なかった理由。
でも歌って踊る場面を考えれば、
この長さは妥当かもと、
観終わった今なら分かる。


評価 ★★★☆☆

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