So-net無料ブログ作成

「私は殺される」 [映画]

watashihakorosareru.jpg
〔1948年/アメリカ〕


製薬会社の副社長の妻・バーバラ・スタンウィックは、
心臓の病気で部屋から出る事ができない。
その夜、彼女は、夫・バート・ランカスターの帰りが遅い事が気になり、
会社に電話をかけた。


すると、混線した電話から、
他人の会話が聞こえてきて驚愕する。
その内容は、殺人の計画だったのだ。


スタンウィックは、学生時代、
貧民街出身のランカスターと知り合い、
父の猛反対を押し切って結婚した経緯があった。
父は自分の会社の副社長の地位をランカスターに与えたが、
彼を嫌う気持ちは変わっていない。


ランカスターはまだ帰ってこない。
気になって仕方がないスタンウィックは、
今度は彼の秘書に電話した。


秘書は、今日の昼、綺麗な女が会社に訪ねてきて、
外出したきりだと言う。
女は、スタインウィックの友人であり、
ランカスターの昔の恋人でもある
アン・リチャーズであることが分かり、
スタインウィックの心は乱れる。


しかしリチャーズは、
検事である彼女の夫が、
ランカスターについて調べていると、
忠告に行っただけだと言う・・・。





先月、
「エージェント:ライアン」を観に行ったとき、
クリス・パイン演じるジャック・ライアンが、
書類の受け渡しをする際に使った映画館で
上映されていたのが、
この、「私は殺される」だった事を書いた。


以来、とっても気になって、
観たくてたまらなかったので、
念願叶って嬉しい。


まず、不満から先に書いてしまうけれど、
これって、邦題が悪すぎる。
完全にネタバレしているじゃないか。


電話の混線から、殺人計画を聞いてしまう、
バーバラ・スタインウィックだけど、
最初は、誰が殺されるのかは分かっていない。


観る側も、まぁ、彼女がその対象なんだろうなと
予測はするけれど、確信を持っているわけではない。
なのに、このタイトルって。
古い映画なので、
今更言っても仕方ないけれど。


映画として面白いのは、
スタインウィックとバート・ランカスターに対する印象が、
少しずつ変わってゆく所。


最初は、どこか怪しげなランカスターが、
金持ちの娘・スタインウィックの命を
狙っているのかなぁと思い、
彼女に同情していたのだけれど、
彼女の回想シーンで、
ちょっと考えが変わる。


彼女は父親離れできない女で、
ランカスターはそれを辛く思っている。
妻の実家の金で繋ぎとめられているような生活でなく、
夫婦だけで生きたいと願う。


医者が出てきて、
思い入れは、ますますランカスターに移る。
医者の診断によれば、
スタインウィックの心臓の病は
気持ちの問題だとの事。
都合が悪くなると病気を持ち出す女ってどうなのよ。


電話の混線という、
今では考えられない現象で、
殺人計画を知るというのが面白い。
昔は混線ってよくあったんだろうか。
混線した相手の会話って、
映画のようにハッキリ聞き取れたんだろうか。


アン・リチャーズが、
検事である夫の仕事を、
わざわざランカスターに知らせに行くのが、
ちょっと変かも。
何でそんな事する?
夫より、昔の恋人がそんなに大切か?(笑)


評価 ★★★☆☆

nice!(25)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画