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「透明人間」 [映画]

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〔1933年/アメリカ〕


吹雪の夜。
ある田舎町の酒場に、
1人の男がやって来た。


なんとか一晩泊めてほしいという男の姿は、
帽子を深くかぶり、夜だというのにサングラス。
その不気味な風体に、
にぎやかだった酔客たちは無言になる。


一方、ある科学研究所では、
失踪した所員・グリフィン(クロード・レインズ)の事が
話題になっていた。
特に所長の娘・フローラはグリフィンを愛しており、
心配でたまらない日々。


酒場の二階に部屋を借りた男は、
部屋に薬品を並べ、
何やら研究をするようになった。
宿賃が溜まり、怒った主人が部屋に入ってゆくと、
彼は服を脱いだ。
服の下には何もなかった。
そう、彼は秘密の研究で開発した薬を自分に打ち、
透明人間と化したグリフィンだったのだ。


その後、グリフィンは、
世界征服を企み、悪行三昧。
姿が見えないせいで、
警察の包囲網も全く役に立たない。
彼を捕まえる事はできるのか・・・。





様々なモンスターの中でも、
もしかして、透明人間って最強?と、
DVDを観ながら思った。


だって、姿が見えないのよ(笑)。
腕力は普通でも、
捕まる事はないから、
どんな事でもやりたい放題。


自分が透明人間になったら何がしたいかなぁと考える。
おそらく多くの男性が考えるような、
性的な方面に行く事はないし、
(ケビン・ベーコンの「インビジブル」で、そのような場面があった)
物欲もあまり無いし、
やっぱりお金関係かな(笑)。
あとは、映画をタダで観まくるってくらい。
(全て犯罪だ(笑))


透明人間になると、
食べた物は、体を透かして
消化の過程が見える仕組みだというのだけれど、
ちょ、ちょっと待って。
尾籠な話で申し訳ないけれど、
消化した、その後の物は見えないの?
それはもう、体の一部と見なされるの?・・・


・・・と、くだらない事を考えたけど、
そうか、消化してゆくうちに、
体液と混ざって、透明化してゆくという事なのでしょうね、たぶん。
(どうでもいい(笑))。
そういえば、ジョン・カーペンター監督の「透明人間」では、
お腹に入った食べ物が透けて見える様子が、
描かれていたっけ。


この映画は、数々ある透明人間物の、
最初の作品のようだけれど、
その特撮技術に感心する。


80年前の映画なのに、
不自然な感じが殆ど無く、
お洋服だけが動いたり、
無人の自転車が走ったり、
透明人間が椅子に座るとクッションが沈むといった事まで
表されていて、
芸が細かい。


温厚だったグリフィンが、
薬のせいで凶暴になって、
人殺しから、列車の転覆まで、
子供のいたずらのように実行してしまう流れは、
もう絶望的で、
どんな方法なら彼を捕えられるのだろうかと、
フィクションながら、考えてしまった。


グリフィンを演じたクロード・レインズは、
ずっと包帯巻きのサングラスで、
顔が見られるのはほんの一瞬だけ。
俳優としてつまらなくなかったのか、
それとも案外楽しんでいたのか。


評価 ★★★★☆

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