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「ある殺し屋」 [映画]

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〔1967年/日本〕


寡黙で目立たない小料理屋の主人・市川雷蔵は、
実は殺し屋という裏の顔を持っていた。


冷静で判断力に優れた彼は、
殺しの腕も一流で、
その筋には知られた存在だった。


そんな彼の店に、ひょんな事で知り合ったアバズレ女・野川由美子が、
強引に入り込み、
元いた店員を辞めさせ、居ついてしまう。
野川はさかんに市川を誘惑するが、
市川は相手にしない。


ある日、暴力団木村組から殺しの依頼が来る。
敵対する別の暴力団・大和田組の組長を殺してほしいというもので、
引き受けた市川は、
巧みに大和田組のパーティに入り込み、
見事な手さばきで、それを実行してみせた。


市川の腕に惚れ込んだ、木村組の幹部・成田三樹夫は、
市川に弟子にしてほしいと頼み込むが、
断られる。
成田はいつしか、野川と出来上がってしまい、
市川を殺して、金を奪い取ろうと計画するようになる・・・。





市川雷蔵の現代劇。
時代劇と違って、
洋装の彼は意外と地味だ。


しかし、だからこそ、
世を忍ぶ殺し屋の役が似合っているといえる。
見た目だけで言えば、
成田三樹夫の方がずっと派手で悪そうだが、
そんな成田が市川に頭を下げ、
弟子にしてほしいと頼む姿が可笑しい。


市川の仕事ぶりがいい。
徹底的に計画を練り、
準備は万端、用意は周到。
そして、雨が降ろうが槍が降ろうが、
決めた事は必ず実行するという、
ブレのない強い信念。
殺しの手さばきも実に鮮やか。


ビッチな野川由美子もすごい存在感。
可愛さとふてぶてしさが同居し、
でも、変な色気がなく、魅力的。
彼女は市川から指名されての出演だったそうだ。
あの市川雷蔵から出演依頼を受けるなんて、
なんとも羨ましい話(笑)。


市川の小料理屋で働いていて、
野川に追い出される女中役の女の子、
あれって絶対、演歌歌手の小林幸子だと思うんだけど、
違うのかな。
・・・と思い、調べてみたら、
やっぱりそうだった。
今思えば、凄い映画に出ていたのね。
セリフも結構多かったし、
紅白の衣装より輝ける歴史だわ(笑)。


評価 ★★★★☆

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