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「女が愛して憎むとき」 [映画]

onnagaaishitenikumutoki.jpg
〔1963年/日本〕


大阪北新地のバー「シャトー」は、
美しいママ・生田敏子(若尾文子)の美貌と
客あしらいの上手さから、
大変に繁盛している。


敏子は男関係も綺麗との噂だが、
実は、
東京の有名プロモーター・尾関(田宮二郎)と恋人同士で、
頻繁に上京しては、逢瀬を重ねていた。


そんなある日、
突然、店に警察の手入れが入った。
バーテンダーがにせウィスキーを客に出しているとの
タレコミがあったのだ。


敏子はその事を全く知らず、
アリバイを証明するため、
尾関との関係を話さざるを得なかった。


すると2人の事を
マスコミに書き立てられ・・・。





これは面白い。
嫉妬と欲望が入り混じった、
夜の世界を描いた、
私の好きそうな、
ドロドロした物語を、若尾文子さんが好演。


私には、
水商売をする才覚も根性も色気もないので、
こういった世界は
見せていただいただけで、
ある種の深さにハマってしまう。


まぁ、とにかく大変な世界だ。
経営や、客あしらいは勿論のこと、
近隣のバーのママとの、
嫉妬が渦巻く中でのお付き合いもあるし、
反抗的な店の女の子も叱らなくてはならない。


それに、この映画、
そういった、
女の頑張りだけを描いているわけではなく、
大変な孤独も描かれている。
だから、心に沁みる。


若尾さんには、
遠距離恋愛をする田宮二郎がいるわけだけど、
彼との事は、いつも、
このままでいいのか、と
自問自答しているようなところがある。


2人の関係の顛末も、
ありがちなようで、
この2人に限っては有り得ないような、
そうきたか、という感じで、
私は少し驚いた。


若尾さんは、
大きなバーを経営する、
森光子さんから、
ママ稼業のノウハウを教わり、
店を開店させるのだけれど、


女傑とも思える森さんの
私生活が最後に少し、
垣間見られ、
森さんは自嘲気味に笑う。


生きるって大変だ。


評価 ★★★★☆





この作品で、
若尾文子さんの出演映画、161本中125本を観た事となりました。


(★は観た作品)


★春の雪 (2005)
★竹取物語 (1987)
★ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
 幻の殺意 (1971)
★男はつらいよ 純情篇 (1971)
★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970)
 座頭市と用心棒 (1970)
★天狗党 (1969)
★千羽鶴 (1969)
★濡れた二人 (1968)
★積木の箱 (1968)
★不信のとき (1968)
★鉄砲伝来記 (1968)
★華岡青洲の妻 (1967)
★砂糖菓子が壊れるとき (1967)
★妻二人 (1967)
★夜の罠 (1967)
★雪の喪章 (1967)
 処女受胎 (1966)
★赤い天使 (1966)
★雁 (1966)
★氷点 (1966)
★処女が見た (1966)
★刺青 (1966)
★妻の日の愛のかたみに (1965)
★不倫 (1965)
★清作の妻 (1965)
★帯をとく夏子 (1965)
★女めくら物語 (1965)
★波影 (1965)
★花実のない森 (1965)
★幸せなら手をたたこう (1964)
 悶え (1964)
★卍(まんじ) (1964)
★獣の戯れ (1964)
★傷だらけの山河 (1964)
★「女の小箱」より 夫が見た (1964)
★温泉女医 (1964)
★新・忍びの者 (1963)
★越前竹人形 (1963)
★女が愛して憎むとき (1963)
★わたしを深く埋めて (1963)
★女系家族 (1963)
★八月生れの女 (1963)
★雪之丞変化 (1963)
★しとやかな獣 (1962)
★秦・始皇帝 (1962)
★瘋癲老人日記 (1962)
★その夜は忘れない (1962)
★やっちゃ場の女 (1962)
★仲よし音頭 日本一だよ (1962)
★閉店時間 (1962)
★爛(ただれ) (1962)
★雁の寺 (1962)
★家庭の事情 (1962)
★妻は告白する (1961)
★新源氏物語 (1961)
★銀座のぼんぼん (1961)
★女は二度生まれる (1961)
★女の勲章 (1961)
★東京おにぎり娘 (1961)
★好色一代男 (1961)
★お嬢さん (1961)
★婚期 (1961)
★花くらべ狸道中 (1961)
★銀座っ子物語 (1961)
 素敵な野郎(1961)
 鎮花祭 (1960)
★偽大学生 (1960)
★安珍と清姫 (1960)
★勝利と敗北 (1960)
★ぼんち (1960)
★からっ風野郎 (1960)
★女は抵抗する (1960)
★女経(じょきょう) (1960)
★初春狸御殿 (1959)
★浮草 (1959)
 実は熟したり (1959)
★美貌に罪あり (1959)
 花の大障碍 (1959)
★次郎長富士 (1959)
★氾濫 (1959)
★山田長政 王者の剣 (1959)
★薔薇の木にバラの花咲く (1959)
★最高殊勲夫人 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
 新婚七つの楽しみ(1959)
★母(1958)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
 嵐の講道館(1958)
★一粒の麦 (1958)
★息子の結婚 (1958)
★口笛を吹く渡り鳥 (1958)
★愛河 (1958)
★忠臣蔵 (1958)
★螢火 (1958)
★東京の瞳 (1958)
 妻こそわが命(1958)
★青空娘 (1957)
★夕凪 (1957)
★誘惑からの脱出 (1957)
★永すぎた春 (1957)
★朱雀門 (1957)
★慕情の河 (1957)
 続銀河の都 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
 銀河の都 (1957)
 君を愛す (1956)
★四十八歳の抵抗 (1956)
★日本橋 (1956)
★涙 (1956)
 スタジオは大騒ぎ (1956)
 あさ潮ゆう潮 (1956)
★滝の白糸 (1956)
★処刑の部屋 (1956)
★新婚日記 恥ずかしい夢(1956)
★新婚日記 嬉しい朝(1956)
★赤線地帯 (1956)
★虹いくたび (1956)
★新妻の寝ごと (1956)
★花嫁のため息 (1956)
 薔薇の絋道館 (1956)
★弾痕街 (1955)
 七人の兄いもうと (1955)
★珠はくだけず (1955)
★長崎の夜 (1955)
★幻の馬 (1955)
 娘の縁談 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
★月に飛ぶ雁 (1955)
 幸福を配達する娘 (1955)
★螢の光 (1955)
 勝敗(1954)
荒城の月 (1954)
★月よりの使者 (1954)
 緑の仲間 (1954)
★浅草の夜 (1954)
 慕情 (1954)
★舞妓物語 (1954)
★酔いどれ二刀流 (1954)
★或る女 (1954)
★心の日月 (1954)
 十代の誘惑 (1953)
 無法者 (1953)
 続続十代の性典 (1953)
 春雪の門 (1953)
★祇園囃子 (1953)
 続十代の性典 (1953)
★チャタレー夫人は日本にもいた (1953)
 怒れ三平 (1953)
★十代の性典 (1953)
 総理大臣と女カメラマン 彼女の特ダネ (1952)
 街の小天狗 (1952)
 秘密 (1952)
 明日は日曜日 (1952)
 花嫁花婿チャンバラ節(1952)
★母子鶴 (1952)
 猛獣使いの少女 (1952)
★死の街を脱れて (1952)
★長崎の歌は忘れじ (1952)

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「シンプル・フェイバー」 [映画]

simplefavor.jpg
〔2018年/アメリカ〕


シングルマザーのステファニー(アナ・ケンドリック)は、
ひょんなことから、
息子の同級生の母親・エミリー(ブレイク・ライブリー)と
知り合う。


エミリーは、華やかなアパレル会社で働く
キャリアウーマン、
そして彼女の夫は、
現在スランプ中の、ベストセラー作家。


エミリーの家に招待されたステファニーは、
その豪奢な邸宅と、
オシャレな生活に驚く。


共通点など何もないように思えた
ステファニーとエミリーだが、
次第に、
互いの秘密を打ち明けるまでに親しくなってゆく。


そんなある日、ステファニーは、
エミリーから、
「息子の迎えをお願いしたい」と連絡を受け、
子供を預かるが、
エミリーからの連絡が途絶えてしまい・・・。





試写会で観た。


シングルマザーのアナ・ケンドリックが、
失踪した、ママ友・ブレイク・ライブリーの捜索をするうちに、
彼女の秘密を知ってゆく、という物語。


ストーリー自体は、
私には、それほど新しいものには感じられなかったけど、
何と言っても、
主人公2人の
女優対決が楽しい。


2人の服装からして、
笑ってしまう。


アナ・ケンドリックは、
ポスターでは、ドレスを着ているけれど、
普段は、
綿シャツに、デニムスカート、
10足10ドルで買った、変な動物柄の靴下を履いている、
庶民な女。


それに対して、
ブレイク・ライブリーのお洒落な事ったら。
一般人では着こなせないような服を
当たり前のように着ていて、
それはもう、素敵。


女を、大きく2つに分けるとしたら、
私は、どう考えても、アナ側の人間なので、
ブレイクのような人が身近にいたら、
絶対、気遅れてしてしまう。
多分、話をするにも、アガってしまう(笑)。


でも、ブレイクは、
そんなアナを馬鹿にするという感じでもなく、
会話をしている時は、楽しそうだ。
で、アナは気を許して、
とんでもない秘密を、彼女に打ち明けちゃう、と(笑)。


それから、ブログをしている人間として、
気になったのが、
アナが熱心なブログ運営者、という事。


それも、写真や文章のブログでなく、
固定カメラに向かって、
お料理や、主婦の知恵みたいなものを
配信するタイプのブログ。


で、ブレイクが失踪してからは、
「私の親友がいなくなりました」と呼び掛けて、
見ている人から連絡が入ったりする。
アクセス数も、上がっているようだ(笑)。


オチも、そのブログが
重要な役割を果たす。
そうきたか、って感じで。
ソネットブログであんな事があったら、
とってもビックリすると思うなぁ。


評価 ★★★☆☆

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「八月生れの女」 [映画]

hachigatsuumarenoonna.jpg
〔1963年/日本〕


滝川由美(若尾文子)は、
滝川光学の女社長ではあるけれど、
まだうら若い、結婚前の娘。


ある日、由美は、
村瀬力(宇津井健)という男に、
車をぶつけられ、
どちらも、相手に非があると一歩も譲らず、
そのせいで、度々会わざるを得なくなる。


そんな中、
彼女は見合いをし、
その見合い相手・志野村次郎(川崎敬三)が、
ひょんなことから、
由美の家に居候する事になってしまう。


村瀬に心惹かれ始めた由美は、
友人で私立探偵の早苗に、
村瀬の素性を調査させる。
すると何と彼は、滝川光学のライバル社の息子で、
スパイをするため、
由美に近付いた事が分かる。


怒り心頭の由美は、
腹いせに、志野村との結婚を決意するが・・・。





まだ若い若尾文子さんが、
大きな会社の社長をしているという、
ちょっと現実味のない(笑)お話し。


若尾さんは、社長だというのに、
日本舞踊を習ったり、
旅行に行ったり、
自宅にいる場面も多く、
なんだか暇そう(笑)。


一応、社長として、
社員に色々命令したりする場面もあるけど、
全然板についていない(笑)。


そんな事より、
当時の車事情の緩さったらない。


宇津井さんをスパイだと知った若尾さんは、
自棄になって、
川崎さん相手に、飲んだくれ、
相当酔った状態で、車を運転。


それはもう、大変な危険運転で、
警察に捕まるは捕まるけど、
大したお咎めはなし。
今だったら、大事になるだろう。


それから、
ラスト、若尾さんと結婚できた宇津井健さんの態度が、
私は、ちょっと好きじゃなかったなぁ。


紆余曲折の末、やっと彼女を手に入れたというのに、
新婚であることを、からかわれた宇津井さんは、
若尾さんへの不満を口にする。


照れてるんだろうけど、
もっと幸せそうな顔をしてほしかった。
あんなに惚れていたのに、
結婚した途端、
「うちの愚妻が」的な事を言われるのは、
とっても悲しいよね。


8月生れの女は気が強い、という事で、
このタイトルになったらしい。
私は8月生まれではないので、
分からないけど、
本当の所、どうなんでしょ(笑)。


評価 ★★★☆☆





この作品で、
若尾文子さんの出演映画、161本中124本を観た事となりました。


(★は観た作品)


★春の雪 (2005)
★竹取物語 (1987)
★ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
 幻の殺意 (1971)
★男はつらいよ 純情篇 (1971)
★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970)
 座頭市と用心棒 (1970)
★天狗党 (1969)
★千羽鶴 (1969)
★濡れた二人 (1968)
★積木の箱 (1968)
★不信のとき (1968)
★鉄砲伝来記 (1968)
★華岡青洲の妻 (1967)
★砂糖菓子が壊れるとき (1967)
★妻二人 (1967)
★夜の罠 (1967)
★雪の喪章 (1967)
 処女受胎 (1966)
★赤い天使 (1966)
★雁 (1966)
★氷点 (1966)
★処女が見た (1966)
★刺青 (1966)
★妻の日の愛のかたみに (1965)
★不倫 (1965)
★清作の妻 (1965)
★帯をとく夏子 (1965)
★女めくら物語 (1965)
★波影 (1965)
★花実のない森 (1965)
★幸せなら手をたたこう (1964)
 悶え (1964)
★卍(まんじ) (1964)
★獣の戯れ (1964)
★傷だらけの山河 (1964)
★「女の小箱」より 夫が見た (1964)
★温泉女医 (1964)
★新・忍びの者 (1963)
★越前竹人形 (1963)
 女が愛して憎むとき (1963)
★わたしを深く埋めて (1963)
★女系家族 (1963)
★八月生れの女 (1963)
★雪之丞変化 (1963)
★しとやかな獣 (1962)
★秦・始皇帝 (1962)
★瘋癲老人日記 (1962)
★その夜は忘れない (1962)
★やっちゃ場の女 (1962)
★仲よし音頭 日本一だよ (1962)
★閉店時間 (1962)
★爛(ただれ) (1962)
★雁の寺 (1962)
★家庭の事情 (1962)
★妻は告白する (1961)
★新源氏物語 (1961)
★銀座のぼんぼん (1961)
★女は二度生まれる (1961)
★女の勲章 (1961)
★東京おにぎり娘 (1961)
★好色一代男 (1961)
★お嬢さん (1961)
★婚期 (1961)
★花くらべ狸道中 (1961)
★銀座っ子物語 (1961)
 素敵な野郎(1961)
 鎮花祭 (1960)
★偽大学生 (1960)
★安珍と清姫 (1960)
★勝利と敗北 (1960)
★ぼんち (1960)
★からっ風野郎 (1960)
★女は抵抗する (1960)
★女経(じょきょう) (1960)
★初春狸御殿 (1959)
★浮草 (1959)
 実は熟したり (1959)
★美貌に罪あり (1959)
 花の大障碍 (1959)
★次郎長富士 (1959)
★氾濫 (1959)
★山田長政 王者の剣 (1959)
★薔薇の木にバラの花咲く (1959)
★最高殊勲夫人 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
 新婚七つの楽しみ(1959)
★母(1958)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
 嵐の講道館(1958)
★一粒の麦 (1958)
★息子の結婚 (1958)
★口笛を吹く渡り鳥 (1958)
★愛河 (1958)
★忠臣蔵 (1958)
★螢火 (1958)
★東京の瞳 (1958)
 妻こそわが命(1958)
★青空娘 (1957)
★夕凪 (1957)
★誘惑からの脱出 (1957)
★永すぎた春 (1957)
★朱雀門 (1957)
★慕情の河 (1957)
 続銀河の都 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
 銀河の都 (1957)
 君を愛す (1956)
★四十八歳の抵抗 (1956)
★日本橋 (1956)
★涙 (1956)
 スタジオは大騒ぎ (1956)
 あさ潮ゆう潮 (1956)
★滝の白糸 (1956)
★処刑の部屋 (1956)
★新婚日記 恥ずかしい夢(1956)
★新婚日記 嬉しい朝(1956)
★赤線地帯 (1956)
★虹いくたび (1956)
★新妻の寝ごと (1956)
★花嫁のため息 (1956)
 薔薇の絋道館 (1956)
★弾痕街 (1955)
 七人の兄いもうと (1955)
★珠はくだけず (1955)
★長崎の夜 (1955)
★幻の馬 (1955)
 娘の縁談 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
★月に飛ぶ雁 (1955)
 幸福を配達する娘 (1955)
★螢の光 (1955)
 勝敗(1954)
荒城の月 (1954)
★月よりの使者 (1954)
 緑の仲間 (1954)
★浅草の夜 (1954)
 慕情 (1954)
★舞妓物語 (1954)
★酔いどれ二刀流 (1954)
★或る女 (1954)
★心の日月 (1954)
 十代の誘惑 (1953)
 無法者 (1953)
 続続十代の性典 (1953)
 春雪の門 (1953)
★祇園囃子 (1953)
 続十代の性典 (1953)
★チャタレー夫人は日本にもいた (1953)
 怒れ三平 (1953)
★十代の性典 (1953)
 総理大臣と女カメラマン 彼女の特ダネ (1952)
 街の小天狗 (1952)
 秘密 (1952)
 明日は日曜日 (1952)
 花嫁花婿チャンバラ節(1952)
★母子鶴 (1952)
 猛獣使いの少女 (1952)
★死の街を脱れて (1952)
★長崎の歌は忘れじ (1952)

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「七つの会議」 [映画]

nanatsunokaigi.jpg
〔2018年/日本〕


中堅メーカー・東京建電では、
今日も定例会議で、
恒例の営業部部長・北川(香川照之)の怒号が飛ぶ。


ターゲットは、いつもノルマを達成できない
営業二課の課長・原島(及川光博)。
それに引き換え、業績を上げている
営業一課の課長・坂戸(片岡愛之助)を、
北川はべた褒めだ。


すると、そんな中、大きないびきが聞こえる。
居眠りしていたのは、
営業一課のグータラ係長・八角(野村萬斎)。
しかし、不思議な事に、北川は八角を叱らない。


そんなある日、八角は坂戸をパワハラで訴える。
社内調査委員会は、当然、
坂戸の味方と思われていたが、
なんと、坂戸は左遷され、
営業一課の新課長に原島が選任される。


その後も、八角に関わる人物は、
次々左遷されてゆく。
何故なんだ。
彼はただのグータラ万年係長なのに・・・。





大仰大仰、とにかく大仰(笑)。
野村萬斎さんと香川照之さんの演技が大仰すぎて、
舞台でも観ている気分(笑)。


いや、これは悪口ではない。
きっとそのような演出なのだろうし、
どんな物事でも、
突き抜ければ、
それは面白さに変わる。
この二人のインパクトが、
映画をめちゃくちゃ力強いものにしている。


そして、この2人とは対照的に、
ちょっと気が弱くて、会議でも言われっぱなしでいるのが、
及川ミッチー。


ただ、彼こそが、
この映画の第三の主役と言っていいと思う。
彼は、野村さんの不可解な社内での立場を疑問視し、
独自に調査する。
(女子社員にリードされて、というのが、ちょっと情けないが(笑))
彼がいなかったら、
映画は進行しなかっただろうし、
実際、出番も、主役のお二人より多いくらいで。


それにしても、
リコール隠しって、怖いなぁ、
でも、やってる会社は、やってるんだろうなぁ。
普段、気付いていないだけで、
自分が使ったり、利用している、
あれも、これも、
不具合があって、
明日、怪我したり、
下手したら、死んでる可能性もあるって事なんだろうなぁ。


評価 ★★★☆☆

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「フロントランナー」 [映画]

frontrunner.jpg
〔2018年/アメリカ〕


1988年。
アメリカの大統領選。
コロラド州から選出された、
ゲイリー・ハート(ヒュー・ジャックマン)。


若く、イケメンで、爽やか、
知的で、カリスマ性も兼ね備えたハートは、
フロントランナー=最有力候補者として、
当選確実と目されていた。


しかし、新聞社・マイアミ・ヘラルド紙が、
ハートのある疑惑をスクープする。
明確な証拠はないものの、
彼は窮地に追い込まれてゆく・・・。





これは実話?・・・なのよね?
ゲイリー・ハートさんって、
実在の人物なのよね?


なんというか、
こんな題材で映画にされる
ハートさんの気持ちって、どうなのよ(笑)。


伝記映画といえば、
偉大な業績を上げた人とか、
もしくは、逆に、
とんでもない悪事を働いた人の、
両極端なケースが多い気がするんだけど、
「たかが」こんな事で、映画にされて、
永遠に残るって(笑)。


ハートさんたら、
何で選挙期間中の、
一番大事な時に、
そんなつまらない事をしたかな。


アメリカの大統領選ともなれば、
アメリカ国内だけでなく、
世界中が注目しているのだから、
そんな間くらい、色々我慢しろよ、って(笑)。


ただ、彼は、
立候補する以前から、
似たような事をしていたようで、
それが、このような騒動の前から、
囁かれてもいたようだ。
英雄色を好む?(笑)


有名になるって、
大変な事だ。
特に、人の上に立つようなものに、
立候補するときは、
自分の過去を振り返って、
「ヤバい」事は、解決しておいた方が
いいような気がする。


1988年でこれなのだから、
ネットが発達した今は、
どんな過去が暴かれるか分からないし、
もっと大変ね。
有名になりたいのなら、
丸裸にされる覚悟をしなければ。


まぁ、今の日本でも色々ある。
あのような過去がありながら、
よく婿に立候補したよな、と思われる人とか(笑)。
いや、関係ないですね、
すみません(笑)。


評価 ★★★☆☆

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