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「青い山脈 前編」 [映画]

aoisanmyakuharasetsukozenpen.jpg
〔1949年/日本〕


女子高生の寺沢新子(杉葉子)は、
学用品購入の足しにするために、
荒物屋の店番をしていた浪人・金谷六助(池部良)に
卵を売る。


しかし、そんな様子を
学校の誰かに目撃され、
クラスメイトが男名前で書いた、
偽ラブレターが届く。


事態を重く見た、
担任教師・島崎雪子(原節子)は、
学級会で、
生徒に、恋愛について語るが、
反発されるばかり。


校医の沼田(龍崎一郎)は、
雪子の肩を持ったばかりに、
暴漢に襲われ・・・。





片平なぎさ、吉永小百合の
「青い山脈」を連続して観たけれど、
これは、原節子が主人公。


原さんは、女子高生の新子役ではなく、
教師の雪子役。
つまりは、片平版・吉永版より、
教師目線で話が進んでゆく。


しかも、片平版、吉永版が、
1時間半程度の長さだったのに対して、
こちらは、前後編に分かれていて、
合わせて160分もあるのだから、
驚いてしまう。


私はてっきり、
前編は、片平版、吉永版と同じ話で、
後編は、続編的な話なのかと思っていたのだけれど、
そうではなく、
全く同じストーリーが、
ただ長くなっただけだった。


っていうか、この原さん版が一番古いのだから、
他の2作は、
端折り過ぎという事か。


原さんの教師役は、
凜としていて、本当に素敵だし、
何より、黒板に書く文字が、
物凄く綺麗でビックリ。
やっぱり何をさせても、
出来る人だったんだなぁと感心する。


前編と、後編は、
当時、1週間の間を空けて、
劇場にかかったようだ。
前編は唐突な感じで終わりを迎えるので、
後編を絶対観たい!という気持ちにさせられる。
上手く作ってあるものだ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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「青い山脈 ’88」 [映画]

aoisanmyaku88.jpg
〔1988年/日本〕


青森県の女子高生・寺沢新子(工藤夕貴)は、
テレクラでサクラのバイトをしている。


そんな新子の所に、
卑猥なイラストが描かれた手紙が届く。
どうやらそれは、クラスの女子が送ったものだと
気付いた新子は、
担任教師・島崎雪子(柏原芳恵)に相談する。


今度は、雪子がその手紙を、
校医の沼田(舘ひろし)に見せる。
沼田は、
「こんなものは放っておけばいい」と言うが、
雪子は納得がいかない。


そんな中、
女子生徒の一人が、売春行為により退学。
また、新子の友人が、
子宮外妊娠している事がわかり・・・。





これは珍品だよ(笑)。
片平なぎさの「青い山脈」を
友人が貸してくれたのをきっかけに、
今まで映画化されたものを制覇しようと決めたわけだけれど、
こんな物まであったとは(笑)。
ソフトがレンタル店に在庫してて良かった(笑)。


舘ひろしなのよ、
舘ひろしの「青い山脈」よ(笑)。
なぜ、彼を主演に、
「青い山脈」を作ろうと思ったのか、
その理由が知りたい(笑)。
バブル真っ只中の1988年、
金が有り余って、
使い道に困っていたのだろうか。


彼の登場シーンからして、大笑い。
女子高の校医役の彼は、
真っ白なスリーピースのスーツを着て、
その上から、白衣を着ている。
そんな校医いるかよ。
見た事ねーよ(笑)。


その姿は、
校医にはとても見えず、
刑事かヤクザ。
ライフルでもぶっぱなしそうだわ(笑)。


そんな彼だから、
通勤はバイクかと思いきや、
そこは他の映画と同じように自転車。
(たぶん、原作通り?)
原作通りにしなくちゃいけない場面と、
しなくても問題ない場面を間違っちゃいないか?(笑)


その雰囲気を、
私だけが堪能したのでは勿体ないので、
写真を載せてみます。
どうでしょうか(笑)。
 ↓
aoisanmyaku881.jpg


内容も、
テレクラだ、売春だ、妊娠だ、と、
いくら現代風にしたいからといっても、
やりすぎにも程がある。
石坂洋次郎センセイが観たら、
ビックリして、昇天される事であろう。


エンドロールで、
舘ひろしが歌う「青い山脈」が流れるのだけれど、
これがまた・・・(笑)。
この歌って、
何も捻ったりせずに、
溌剌と、元気に歌うのが真っ当な道じゃない?
それを、
舘ひろし独特の、甘ったるい歌い方で、
「あ~あ~♪」と、変な節まで入れてやがる(笑)。
日本中のかたに聞いてほしいくらい。


評価 ★★☆☆☆

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「青い山脈」 [映画]

aoisanmyakuyoshinagasayuri.jpg
〔1963年/日本〕


バイク通学をする女子高生・寺沢新子(吉永小百合)は、
ある日、自転車通学の松山浅子と軽く接触し、
浅子のスカートを汚してしまう。


スカートを弁償するために、
卵を売り歩いていた新子は、
荒物屋で店番をしていた浪人生・金谷六助(浜田光夫)に、
残りの20個を買ってもらう。


そんな新子の所に、
ラブレターが届く。
どうやら、六助との事を誤解したクラスメイトが、
嫌がらせに、男名前で手紙を書いたらしい。


担任の島崎雪子(芦川いずみ)は、
学級会で、
偽ラブレターについて、
生徒たちに厳しく注意するが、
それが反感を買ってしまい、
学校から街まで巻き込んでの大騒動となってしまう。


そんな雪子に、
校医の沼田玉雄(二谷英明)は味方に付くが・・・。





昨日書いた、
片平なぎさ版の「青い山脈」。
全制覇病としては、
他のバージョンも連続して観なければ、
気が済まず、
すぐ吉永小百合版を借りる。


片平版は、私には合わなかったけど、
この吉永版の方が、
まだ多少、すんなり観られたのでホッとする。


この古い倫理観を演じるのに、
俳優さんたちの殆どが、
現役感がないのが、
良かったのだと思う。
(あくまでも「殆ど」です)


それでも、
原作が書かれた1947年より
新しさを出すためか、
吉永さんにバイクを運転させたり、
アマチュア無線が登場したりと、
工夫がされている。


それから、
新子が卵を売る理由が、
全然違う。
片平版では、学費のため。
吉永版では、級友のスカートを弁償するため。


級友のスカートを弁償するためとなると、
その出来事がなければ、
新子は六助と出会うことはなかったという理屈になる。
どちらが原作により近いのか。


教師役は、
中野良子さんより、
芦川いずみさんの方が断然いい。
ただ単に、私が芦川さんの
ファンだからかもしれないけど。


評価 ★★★☆☆

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「青い山脈」 [映画]

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〔1975年/日本〕


女子高生の寺沢新子(片平なぎさ)は、
学費の足しにするために、
卵を売り歩いていたが、
浪人生の金谷六助(三浦友和)とぶつかり、
全滅させてしまう。


そんな新子の所に、
ラブレターが届く。
けれど新子は、その手紙は、
クラスメイトの誰かが、
新子に嫌がらせをする為に書いた物だと見破り、
担任教師・島崎雪子(中野良子)に相談する。


雪子はクラスで、
その手紙について話し合いの場を持つ。
手紙を書いた浅子は、
「新子が六助とイチャイチャしているので書いた。
 風紀を乱す生徒は、母校の名を汚す」と言う。


雪子は、そんな浅子を諫めるが、
それが、
校長や理事長やPTAを巻き込む、
大問題に発展し・・・。





申し訳ないけれど、
最初から最後まで、
この世界観が私には合わなくて困った。


男女交際についてクラスで話し合うとか、
街中が大騒ぎとか、
気持ち悪くてたまらない。
他人が人の恋愛問題に、
そこまで介入するってどういう事?


そう思って調べてみたら、
石坂洋次郎の原作は、1947年。
今から70年前の倫理観か。
そりゃあ、合わなくて当たり前かも。


そして、それを片平なぎさが演じているから、
余計に違和感があるのかもしれない。
片平なぎさは1959年生まれで、
山口百恵と同じ。
百恵さんはもう、
三浦友和と普通に恋愛結婚している世代。
いくらなんでも、
こんなに古くはないだろうと。


もちろん映画は、
1947年という設定なんだろうけど、
なんだか、そこまで古く感じられず、
現代劇みたいな感じがするからかもしれない。


この映画、片平なぎさの、
映画デビュー作なのだそうだ。
三浦友和って、
ホリプロのタレントと、
なんでこんなに組まされるんだろう(笑)。
彼はこの時、
既に百恵さんとのコンビで
何本か映画に出ているというのに、
片平なぎさの相手までさせられていたとは(笑)。


この映画、5回も映画化されているけれど、
原節子さん版だったら、
もう少し違和感なく観られたかも。
原さんの世代なら、
世の中、こんなもんか、って。
すぐにでも観てみなくちゃ。


評価 ★★★☆☆

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「夜に生きる」 [映画]

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〔2017年/アメリカ〕


禁酒法時代のアメリカ。
ジョー・コグリン(ベン・アフレック)は、
警察幹部の息子ながら、
強盗を繰り返す、放蕩者。


街では、2つのギャング組織が、
激しく対立していたが、
徒党を組むのが嫌いなジョーは、
組織に入る気はなかった。


そんな彼が、激しい恋に落ちる。
相手の女・エマ(シエナ・ミラー)は、
なんとギャングのボス・アルバートの情婦。
ジョーは、最後に銀行強盗をし、
その金を持って、2人で逃げようと相談する。


しかし、強盗は失敗したうえに、
ホワイトに、エマとの関係を知られたジョーは・・・。





試写会で観た。


ベン・アフレックが、
監督、脚本、主演をこなした、という事だ。


最初の30分は面白かった。
ギャングのボスの情婦を
愛してしまったジョー。


日本の任侠物にもよくある話だけど、
そりゃあ、緊張するよね。
バレたら、もう絶対、
命はないのだから。


しかし、障害が大きければ大きいほど、
燃え上がるのが恋ってもんで。


ただ、命だけは助かったジョーが、
その後、マイアミに行って、
密造酒の製造に関わったり、
カジノを作ったり、
KKKに狙われたりってのが、
あまり面白くなかった。
(身も蓋も無い言い方だが(笑))


例えば私も、KKKについては、
とても興味があるし、
色々知りたいけれど、
この映画に絡ませるのはどうなのよ、って感じで。
詰め込み過ぎな気がする。


登場する3人の美人
(シエナ・ミラー、ゾーイ・サルダナ、エル・ファニング)が、
この映画の肝、みたいな宣伝文句だけど、


ジョーと結婚する、
ゾーイ・サルダナも、
なぜ彼が、サルダナを選んだのか、
そこまで深い愛が、
私には感じられなかったし。


強いて言うなら、
エル・ファニングが一番印象的かな。


ティーンエージャーの彼女は、
女優になりたくて、ハリウッドを目指すんだけど、
お決まりの転落コースで、
薬中になって、戻ってくる。


その腕に残る、無数の痣が痛々しい。
その後の顛末も凄い・・・
・・・って、彼女の人生は、
ギャング映画と何も関係ないじゃん(笑)。


評価 ★★★☆☆

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