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「喜劇 負けてたまるか」 [映画]

kigekimaketetamaruka.jpg
〔1970年/日本〕


大学を中退し、就職もできず、
日々の暮らしに困っていた寺川友三(谷啓)は、
作詞家先生・奥田斗志夫に弟子入りすることになった。


しかし、奥田からはロクな扱いをしてもらえず、
さらに、
奥田の事務所で働く
寺川良子(浜美枝)と、
一線を越えてしまい、
強引に結婚させられる。


その後、奥田から破門を言い渡された友三は、
CM会社を作り、
これが軌道に乗る。
しかし、この会社は、
良子の元の夫に乗っ取られてしまう。


ひょんなことから、
深夜の生CMに出演した友三は、
アドリブが受け、
一躍大スターになるが・・・。





友人が送ってくださるDVDの中に、
クレージーキャッツの映画が沢山あり、
ここの所、立て続けに観ているわけだけれど、
その殆どが
植木等さん主演の、
出世もの。


それに対して、
本作は谷敬さん主演。


植木さんが、失敗も少なく、
とんとん拍子に出世街道を進んでゆくのに対して、
この映画の谷敬さんは、
失敗の連続。
上手くいきかけると、失敗、
そして、それをバネに成功して、また失敗、
の繰り返し。


でも、それがいい。
おしゃれでダンディな植木さんも大好きだけれど、
まん丸で、人の好さそうなお顔、
小太りな谷敬さんは、
植木さんより身近にいそうで、
親近感いっぱい。


それに、こんな彼でも、
結構女性にモテる。


浜美枝と、初めて一夜を明かした時、
谷敬さんは酔っぱらっていて、何も覚えていない。
で、恐る恐る、
「僕は昨日、失礼な事をしませんでしたか?」と
尋ねた時の、
浜さんのセリフが、
めっちゃ気に入った。


「据え膳食わぬは男の恥というけれど、
 お膳を据えたのに、食べてもらえないのは女の恥ですものね」と。


男の側からの「据え膳」云々は、
普通に聞く事だけど、
それを女の立場で言うのは、
初めて聞いたから。
「私に恥をかかせないで」くらいだったら、
よくあるけど、
ここでのキーワードは「膳」だから(笑)。


谷さんったら、
作詞家の嫁とも、
いい雰囲気になってるし(笑)。
ああいった容貌の男性には、
女もつい油断するのかもしれない(笑)。


評価 ★★★☆☆

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「JKニンジャガールズ」 [映画]

JKninjagirls.jpg
〔2017年/日本〕


忍者の末裔で、現役女子高生の4人の少女たちは、
「JKニンジャガールズ」として、
日々、訓練に余念がない。


そんな中、関西から、
これまた忍者の末裔である、
4人のオッサンたち「忍者オヤジーズ」が、
やって来る。


「忍者オヤジーズ」は、
東京タワーを消滅させ、
首都を大阪にしようと計画している。
彼らは、一般の女子高生に憑依し、
「JKニンジャガールズ」と同じ高校に入ってくる。


本来は敵同士である、
「JKニンジャガールズ」と
「忍者オヤジーズ」だが、
それぞれのグループのメンバー、
霧隠ノエル(浜浦彩乃)と、
大野ノゾミ(井上玲音)が、
親友同士となってしまい・・・。





試写会で観た。


試写会でなかったら、
おそらく、TVで放映されても観なかったであろう(笑)。


しかも、劇場は銀座で、
土曜日で、
集合時間が朝の8時半。
普段の土日なら、朝ごはん食べたあと、
二度寝しようとしている時間だわ(笑)。
そんな早朝、銀座に行くなんて、
まずない事なので、
人や車の少ない通りが珍しくて、
なんだか楽しい体験だった。


主演の8人の女の子たちは、
「こぶしファクトリー」という、
ハロプロのグループなのだそうだ。


以前、つんく氏のファンだった頃、
私は「女のモーオタ」というくらい、
ハロプロのユニットには詳しかったけれど、
最近の事は全く分からない。
このグループも初めて知った。


ただ、
若い女の子たちが集団で何かするって、
やっぱり可愛いな、華やかだな、好きだな、と思う。
この映画も、
馬鹿馬鹿しいながらも、
飽きる事はなく、観てしまう。


そうか、
関西のオッサンたちは、
関東に嫌がらせにやって来るのか。
なるほど(笑)。


しかも、オッサンのくせに、
JKに憑依するとは図々しい(笑)。
「JKニンジャガールズ」に近づくにしたって、
教師とか、用務員さんとか、
他に、何にだってなりようがあろう。


「JKニンジャガールズ」の総監督みたいな役を、
浅野ゆう子が演じているのだけれど、
役名が、「ユリちゃん」(笑)。
緑色の服着て、
都民ファーストだと。
苗字は小池か?(笑)。


評価 ★★★☆☆

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◆アキラとあきら◆ [本]


アキラとあきら (徳間文庫)

アキラとあきら (徳間文庫)

  • 作者: 池井戸潤
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2017/05/17
  • メディア: 文庫


父の経営する町工場が潰れ、
一家で、母の実家の世話になるしかなかった、
山崎瑛(やまざき・あきら)。


海運会社の御曹司として、
帝王学を身に付けた、
階堂彬(かいどう・あきら)。


2人の出会いは、小学5年生。
彬が乗っている高級車に、
瑛が轢かれそうになった時。
車の窓越しに見つめあった2人が、
将来、どのような形で再会するのだろうと、
ワクワクしながら読み進める。


2人は共に、東大を卒業し、
同じメガバンクに就職する。
2人が初めて会話をする場面は、
私が期待していたような、ドラマティックなものではなく、
意外とあっさりしていた(笑)。
でも、
展開が大変にドラマティック。
2人のアキラの優秀さを描くのに、
これ以上の場面はあるまいと思うくらいに。


物語は、
彬の実家の、
会社経営がメインなのだけれど、
この一族の兄弟間の軋轢には、
胸が悪くなりそうだ。


彬の父・一磨と、2人の叔父たち、
そして、彬と弟の龍馬。
叔父たちは一磨に、
龍馬は彬に、
何をしても敵わないことで、
ライバル意識に燃え、
それだけをエネルギーに生きている。
そして、その意識が、
経営に悪影響し、
想像を絶する負債を抱える事になる。


それに比べて、
瑛は、妹の千春(ちいちゃん)を気にかける、
とてもいい兄だ。
アキラとちいちゃん。
名前からして、なんか可愛い。
いいコンビっぽい(笑)


-------


小説は途切れなく読んでいる方だと思うのだけれど、
池井戸潤さんの作品は初めて。
今や、大人気の作家さんだけど、
何となく、手に取らずに今まできた。
読み応えがあって、とても面白かった。


ところで、この小説、
昨日、読了したので、
こうして感想を書いているわけだけれど、
どうやら、今夜からWOWOWで、
ドラマが放送されるらしい。
あらゆる媒体で広告を見るので、
かなり力が入っているのが分かる。


このタイミングだと、
私まで、宣伝に一役買っているようだけど、
私は有料放送とは無縁なので、
決して宣伝などではないです(笑)。


この本を買ったのも、
タイトルに惹かれただけで。


ドラマの宣伝写真を見ると、
向井理くんと、斎藤工くんが、
両アキラを演じるようだけれど、
とちらが、どちらのアキラの役なのだろう。
ドラマ自体に、それほど強い興味はないけど、
それだけ気になる(笑)。

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「夜のバラを消せ」 [映画]

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〔1966年/日本〕


オープンカーを飛ばし、
出会った女を全て虜にしてしまう、
徳川新六(石原裕次郎)。


彼は、政界を陰で牛耳る千成(東野英治郎)の指示で、
日本をダメにする大物たちに、
天誅を加えて回っているのだ。


現在のターゲットは、
政治家・津守(三島雅夫)、
洋品店主・中戸川(永井秀明)、
麻薬王・田門(清水将夫)。


新六は、まず、
津守の妻・高子(宮城千賀子)や、
中戸川の情婦・ゆかり(由美かおる)を篭絡し、
手懐ける。


その後、仕事は順調に進んだかに思えたが、
実はそこには罠があり・・・。





石原裕次郎がスポーツカーを操り、
モテモテで、
女の方から体を投げ出す役を
颯爽を演じている・・・のだけれど、


なんだかちょっと締まらない感じ。
体がモタモタしていて、
あまりカッコよく見えないからかもしれない(笑)。


ただ、言う事はご立派。
例えば、
モノにした高子が、
念を押すように、
「一夜限りの関係よ」みたいな事を言ったら、
「あなたの方が、僕を忘れられなくなったらどうします?」だと(笑)。


女にとって、
そこまで自信たっぷりな男って、どうなんでしょ?(笑)
「あなたが自分で思っているほど・・・」
という事にはならないのかしら?
想像するしかできないけど。


さらに、裕次郎さんは、
眠っている彼女の体に、
勝手に自分のイニシャルの刺青(?)を入れてしまう。
ひゃ~、
そんな事されたら、
今後の彼女の人生、めちゃくちゃだわ(笑)。


そんな裕次郎さんより、
女性たちの方が魅力的。


由美かおるさんは、
まだとっても若くて、
元気で、
小悪魔な感じがいい。


そして、素晴らしいのが芦川いづみさん。
全編、ほぼセリフ無しなのだけれど、
凄い存在感。
ラストの彼女は壮絶。


評価 ★★★☆☆

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「谷崎潤一郎『痴人の愛』より ナオミ 」 [映画]

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〔1980年/日本〕


貿易会社を経営する河合譲治(斉藤真)が、
ナオミ(水原ゆう紀)と出会ったのは、
彼の行きつけのスナックだった。
アルバイトとして働き始めたナオミを
譲治は一目で気に入り、
デートに誘い出す。


同棲を始めた譲治とナオミだが、
最初の一年間、
2人は一線を越える事はなく、
譲治はナオミを理想の女性にするべく、
大切に育てる。


一年目に二人は結ばれるが、
ある日、譲治は、
家の前で、ナオミが若い男・浜田と
一緒にいるのを見てしまう。


「浜田はテニスクラブのお友達」。
そう言い張るナオミの言葉を信じるしかない譲治だったが、
その後、ナオミが不特定多数の男たちと
関係を持っているとの噂を聞き・・・。





先日、
叶順子さんの「痴人の愛」のレビューの中で、
「谷崎潤一郎『痴人の愛』より ナオミ 」という映画があるらしいと
書いたのだけれど、
やっぱり気になってレンタルしてしまった。


今まで観てきた、
古い3本の「痴人の愛」のナオミが、
登場した時から、
譲治を翻弄していたのに対して、
この映画の彼女は、
最初は意外としおらしい。


なにせ、譲治が服を買ってあげると、
ショップに行った際、
言いにくそうに、
「欲しい服が2着あるのだけれど、 
 2着とも買っていいでしょうか」
みたいな事を聞く。
これが叶順子だったら、
そんな事確認もせずに、とっとと買っていただろう(笑)。


そう、この映画のナオミは、
最初はとっても可愛い子ぶりっ子(死語?(笑))だ。
1980年といえば、
可愛い子ぶりっ子の代表格・松田聖子がデビューした年か。
何となく、世の中に、
そういった女の子が受けるみたいな風潮があったのだろうか。


そんなナオミを、
理想の女に育てようと、
調教する譲治なんだけど、
なんだか、理想の女と逆の方向に行っちゃってる気が。


しおらしかったナオミは、
どんどん淫蕩で我儘で蓮っ葉な女になっていくじゃないの。
この教育は失敗じゃない?(笑)


最初は、服を2着買う事さえ遠慮していた彼女の
浪費っぷりも凄い事になる。
譲治が朝、生活費として40万を渡すと、
なんと彼女は、一日でそれを使い切る。
譲治のセリフによると、
「今月だけで、もう200万も使っている」らしい。


羨ましいような話だわ(笑)。
たとえ、1日で40万を使えと言われたとしても、
貧乏性の私には、恐ろしくてできない(笑)。
そんな事がいとも簡単にできる女だからこそ、
魔性の女なのでしょうね。


そしてそれは、
他の映画と違って、
譲治が結構金持ちっぽい設定だから、
そんな場面が成立するのかも。


彼がナオミと暮らすために買った家も、
めっちゃ豪邸。
私は一日40万円を使う事はできないけど、
豪邸は大好き(笑)。


評価 ★★★☆☆

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