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「猫と鰹節 ある詐話師の物語」 [映画]

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〔1961年/日本〕


白神善六(森繁久彌)は、天才詐欺師。
4人の仲間(ミッキー・カーティス、三木のり平、森川信、千葉信男)と組んで、
今日も、カモを見つけ、
金を巻き上げる。


そんなある日、
善六は、店を買い替えたいというバーのマダム(草笛光子)の
存在を知り、
彼女が金を欲している事に付け込み、
200万円を騙し取った上に、
体までいただいてしまう。


騙されたと気付いたマダムは、
怒り狂い、
金を取り返すべく、
善六と組んで、盛大な賭場を開く。


ところが、
善六とマダムの仲に嫉妬した善六の妻が、
警察に密告し・・・。





ここの所、
植木等さんが詐欺師まがいの男を演じる映画を
立て続けに観ているけれど、
この映画の主演は森繁久彌さん。


同じコメディでも、
植木さんとはまた違った風情で楽しい。


まぁ、とにかく金金金。
世の中、それしかないのかというくらい
(ないんだろう(笑))
札束の山が、何度も何度も映し出される。


私は偽善者ではないので、
正直に書くけど、
やっぱり羨ましい。
テーブルに積まれたり、
鞄に入りきれないくらいの札束の、
全部とは言わないけど、
あの半分でももらえたら、
あれもしよう、これもしようと、
妄想は膨らむばかり。


そんな観る者の気持ちを代弁するかのような、
草笛光子さんの演技が秀逸。
彼女は、バーを買い替えたいという目標がある上に、
それが全くの夢物語ではないせいで、
余計に金を欲している。


で、札束を見る時、
瞳がキラっと光る。
あんなに綺麗な草笛さんが、
そこまで金に執着するというギャップ、
そして、金を失った時の号泣する様子に、
こちらは本気で感情移入してしまう。


そして、当然の事だけど、
森繁さんが上手すぎ。
この人、俳優じゃなかったら、
詐欺師になればいいのに、と思うくらい、
役にハマっている。


そして、好色なのもいつも通り(笑)。
そんな森繁さんの浮気癖に、
いつも目を光らせている妻を演じるのが、
乙羽信子さん。
彼女の演技が、また最高。


最後まで、どんでん返しで目が離せない。
詐欺師ものって面白い。


評価 ★★★★☆

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