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「鳥獣の館 『美女と野獣』より」 [映画]

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〔1978年/チェコ〕


裕福な家で、
父親と、2人の姉と暮らす、ユリエ(ズデナ・スチューデンコバ)だったが、
父の商売が上手くいかず、
生活が危うくなる。


父は金を稼ぐため商用に出掛けるが、
その帰り道、
城を発見し、そこで一夜を明かす。
帰り際に、庭の薔薇を一輪手折った父は、
恐ろしい姿をした野獣に捕まり、
お前の3人の娘のうちの1人を差し出せと言う。


慌てて家に帰った父が、
このことを娘たちに話すと、
長女と次女は拒否。
ユリエだけが自ら進んで、
城に行く。


城で暮らし始めたユリエに、
野獣は背中から声を掛け、
決して振り向くな、と言う。
醜い自分の姿をユリエに見られるのは
耐えられないと・・・。





エマ・ワトソンの「美女と野獣」の感動が
体から離れないうちに、
別の「美女と野獣」を観てみたいと思い、
少し調べてみた。


ジャン・コクトー版
レア・セドゥ版
ディズニーアニメ版
は、既に観ている。
未見の作品は、といえば、
アメリカ、オーストラリア、チェコなどで
作られているものがあるようだ。


本作は、チェコの作品。
レンタル店にビデオがあったのは幸運だった。
基本のストーリーは同じだけど、
主人公が父親の身代わりになるまでの過程が
ディズニー版とは微妙に違う。
ディズニーでは、
アニメでも実写でも、
主人公が自ら身代わりになったのに対して、
こちらは、
父親が、娘たちに事情を話す。


やっぱりディズニーって、
観る人全てを納得させるように、
話をうまーく変えてあるのね。
ジャン・コクトー版も、
レア・セドゥ版も、
そこが、どうしても納得がいかなかったもの。


それから、本作は、
野獣の造形が、他の映画と全く違う。
その姿は、といえば、
獣というより、鳥。
大きなくちばしがあり、
肌の質感も、気持ちいいものとは言えず、
野獣が自分の姿を見ないでほしいというのも、分かる。


ディズニー版の、
世間の皆様の感想をネットで読んでいると、
「野獣の姿の方が、王子の戻った時よりカッケー」
というのが多数あって笑ったけど、
このチェコ版で、そう言う人はいないであろう。


ガストンに当たる人物はいない。
その分、
主人公と野獣の心の交流が
丁寧に映画かれている。


世界には、
日本に入ってきていないだけで、
もっともっと沢山の「美女と野獣」が
あるような気がする。
世界中のを制覇するのは無理だろうなぁ。


評価 ★★★☆☆

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