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「花と蛇2 パリ/静子」 [映画]

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〔2005年/日本〕


美術評論家の遠山(宍戸錠)には、
年若い妻・静子(杉本彩)がいるが、
年齢のせいで、
体は思うようにならない。


ある日、遠山は、
静子に「パリに行ってほしい」と頼む。
パリには、遠山がスポンサーをしている
画家・池上(遠藤憲一)が住んでいるが、
絵を描いていないようなので、
様子を見てきてほしいと言うのだ。


パリの、池上のアパートに行った静子は、
廃人のようになった彼に会う。
池上は、静子をモデルに描きたいと言い出し、
静子は言われるがままに、恥辱的なポーズを取るうちに、
いつしか2人は結ばれる。


完成した絵を、
日本に持ち帰る前に、
ブラックマーケットに出して、
実力のほどを知りたいと言う池上に抗えず、
古城で開催されているオークションに行った静子。


しかし、オークションに掛けられた池上の絵を
贋作だと決め付けられた静子は・・・。





昨日書いた「花と蛇」の「2」。
しかし、「1」と、
ストーリーの接点はなく、
全くの別物。


「1」よりいい。
「1」は、ショー的な部分が大きかったけれど、
こちらには、それなりのストーリーがあるし、
何より、「心」がある。


遠藤憲一と杉本彩姐さんの
気持ちの動きがいいんだな。


パリでやさぐれた生活をしていた遠藤さんだけど、
彩姐さんをモデルに絵を描くうちに、
ある種の感情が芽生えてきたのが
伝わってくるし、
彩姐さんも、それは同じ。


男女の間に、
どんな関係があっても
自由だと思うけど、
できればそこに「心」があってほしいと思うのは、
私が甘いのか。
でも、「心」のない性愛なんて淋しい。


実は、その後、
遠藤さんの事情が分かってくるのだけれど、
私は彼の一瞬の「心」を信じたい。


オークションの場面も、
「1」より雰囲気があっていい。
パリの古城が舞台なのが、
より気分を盛り上げる。
何だかよく分からないけど、とにかく怪しい、みたいな(笑)。


彩姐さん、本作でも頑張ってる。
とにかく体当たりで、
迷いがない。
凄い事だ。


夫役を宍戸錠にした事で、
映画に重みが出た。
彼の年齢による悩みも、
説得力がある。
前作の野村宏伸では、
申し訳ないけれど、軽すぎる。


「花と蛇」は、
過去にも、この映画の後も、
何度か映画化されているけれど、
いくら全制覇病の私でも、
これを制覇しようとは、ちょっと思わないかな(笑)。


評価 ★★★☆☆

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