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「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」 [映画]

MISS PEREGRINE.jpg
〔2016年/アメリカ〕


フロリダの高校生・ジェイク(エイサ・バターフィールド)は、
なぜか周囲から浮いてしまう、孤独な少年。


ジェイクの唯一の理解者である祖父が、
ある日、謎の死を遂げる。
祖父は、死の直前、
ジェイクに不思議なメッセージを残し、
それに導かれるように、
彼は、イギリスの小さな島に行く。


島の森の奥に、大きな屋敷があり、
そこには、美しい女主人・ペレグリン(エヴァ・グリーン)と、
奇妙なこどもたちが暮らしていた。


第二次世界大戦で空爆されたはずの、その家で、
ペレグリンは時間を操り、
同じ一日を何度も繰り返しながら生きていたのだが・・・。





ティム・バートン監督が描く、
ダークファンタジー。


主人公のジェイクが入り込んだ、
不思議な屋敷に住む子供たちの、
各人が持つ「能力」が面白くてたまらない。


鉛で作られた重い靴を履いていないと、
風船のようにフワフワと浮き上がってしまう少女や、
口からミツバチの大群を吐き出す少年や、
透明な少年や、
火を操る少女や、
植物を操る少女や、
怪力の少女や、
変な双子、などなど。


彼らは、「普通でない」子供たちとして描かれているけれど、
私には、ちょっとした神様の集団のように
思えてならなかった。


各国の神話に出てくる神様って、
「火を司る神」とか、
「水を司る神」とか、
「植物を司る神」とか、
各神様が、役割分担をしている話が多いでしょう。
そんな感じで。


前半は、そんな子供たちを
ただただ奇妙だと思って観ているのだけれど、
後半、ある脅威に立ち向かう場面になると、
その能力を生かし、相手を翻弄し、やっつけてゆく。
個性が役に立って良かった、という気持ちになる。


ティム・バートン監督らしく、
映像が凄い。
凄いというより、楽しい。
特に、主人公が、
海底に沈んでいる、
大型船に向かう場面が好き。
それから、遊園地の風景も。


それから、日本人だったら、
絶対「お!」と思うであろう瞬間がある。
「ある物」が映った、ほんの1秒くらいの場面で。
その「ある物」が、人の意識をこれほど覚醒させるとは、
思ってもいなかった。
大切なものだけど、
それだけに支配されるのは嫌かなぁと思っていた「ある物」。
やっぱり支配されてるのかなぁ(笑)。


モンスターたちの食事のシーンが、
ちょっとグロく、
直視できなかった。
子供向け映画のようだけれど、
実は大人向け。
不気味なお伽話。


評価 ★★★☆☆

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