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「新しい人生のはじめかた」 [映画]

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〔2008年/アメリカ〕


CMの作曲家・ダスティン・ホフマンは、
娘の結婚式に出席する為、
ニューヨークからロンドン行きの飛行機に乗る。


ホフマンは、ヒースロー空港で、
統計課の女性・エマ・トンプソンから、
アンケートに答えてほしいと声を掛けられるが、
「急ぐから」とつれなく断り、ロンドン市内へ。


結婚式の前夜祭に出席したホフマンは、
娘と元妻、元妻の現夫、その他の親族たちが、
和気藹々としているのを見て、強い疎外感を覚える。


一方、トンプソンは、
友人に男性を紹介されるが、
偶然の出来事から、
強い孤独を感じてしまう。
そして、そんな間にも、
面倒をみている母親から、ひっきりなしに電話がかかって来る。


翌日、帰りの飛行機に乗り遅れたホフマンが、
店で酒を飲んでいると、
昨日、アンケートを断ったトンプソンが
一人本を読みながら食事をしている事に気付き・・・。





孤独な中年の男女が出会って恋に落ちる・・・
まぁ、そのあたりは、
ありきたりといえば、ありきたりだけれど、


それより何より、
「大勢の人と一緒にいるからこそ感じる孤独」の描き方が上手くて、
「分かるー」という思いで観ていた。


まず、エマ・トンプソン。
彼女は、友人に男性を紹介してもらうために、
あるバーに行くのだけれど、
そこで、偶然居合わせた、
男性の友人たちが同席する事になる。


自分以外は、全員、知り合い。
みんなが笑っている話題でも、
自分にはさっぱり理解ができない。


そんな時のいたたまれなさ、
かといって、大の大人が不機嫌な顔もできず、
笑顔でいるしかない時の辛さ、
この世に自分はたった一人ぼっちなんじゃないかと
大げさかもしれないが、
そんな風にまで感じてしまう悲しさって、
おそらく多くの方が体験した事があるんじゃないだろうか。


ダスティン・ホフマンはもっと悲しい。


離婚した妻や、愛する娘は、
もうとっくに新しい家族を築いていて、
それは、自分の時よりも、
ずっと絆が強そうだ。


さらに彼は、娘から、ヴァージンロードは、
義理父と歩くと言われ、完全に打ちのめされる。


離婚した時点で、
そんな事は想定内、と言ってしまえばそれまでだけど、
そんなに強い人ばかりじゃない。
当たり前だと思っている事に、
傷つく事だってある。


そんな2人が出会って、
次第に仲良くなっていく様子に、
観ているこちらもホッとできる。


評価 ★★★☆☆

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コメント 12

green_blue_sky

大勢の中にいても孤独感はあるでしょうね・・・
ホフマンが出ていると観たくなります~
by green_blue_sky (2017-08-01 12:32) 

Ginger

タイトルに魅かれて観ました。おっしゃるように、あのバーでのいたたまれなさ、リアルでしたねー。フツーの女性が、ヴィヴィッドに輝いていく様子がスキでした♪
by Ginger (2017-08-01 18:09) 

hatumi30331

良い映画やったよね。
見ましたよ。^^
感情の個性ってあって、みんな同じじゃないからね〜
孤独感もみな違う。
気持ちが分り合える人に出えるのは、奇跡!としか言いようがないよ。
by hatumi30331 (2017-08-01 19:09) 

mitu

貧困と孤独は、大きな社会問題ですね
ダスティンホフマンさん、好きだなぁ(^^♪
by mitu (2017-08-01 20:20) 

tommy88

ダスティン・ホフマンってお年を召してらっしゃるようですが。
お若いというか、まだ恋に落ちてらっしゃるのでしょうか。
妻と娘に相手にされなくなるなんて、文字を見ただけで寂しいです。
置いてきぼりにしないでください、ママ。
置き去りにしないで下さい、娘たちよ。
何だか怖そうな映画だと思えました。
・・・恋は、妻以外には、もうしない、・・・ぞ。

by tommy88 (2017-08-02 06:23) 

裏・市長

ヴァージンロードは、義理父と歩く。

・・・もう、そんな結婚式なら
呼ばんといて!。
ワシならそう思うけどな。
しかし、娘の晴れ姿、見たいような見たくないような。
でも、招待状が届いてしまったら、
断る理由がないならば、行ってしまうかも…。

昔、なにかの映画かドラマで見たな。
実の父か、義理の父か、どちらも選べない。
両方と歩いちゃうヤツ。
それは演出だから仕方ないけど、
そこまでして「結婚式」をする必要性があるのだろうか。

結局、豪勢な式って
他人に見せるためのものじゃないかね?。

自分たちだけ、ひっそりと幸せを
噛みしめているだけじゃアカンのかね。
だからボクは結婚式をしなかったんダ!。

正直、葬式もいらない。
あれも遺った者の自己満足だろう。
そこにかける予算で、遺族の皆さん、
うまいものでも食ってほしい。

大勢の中で感じる孤独感は、
ひとりでいる時よりも淋しいかも知れない。
なのでボク、基本的に個人行動が多いの。


by 裏・市長 (2017-08-03 20:21) 

青山実花

green_blue_skyさん
コメントありがとうございます。

大勢でワイワイしているからと、
孤独じゃない・・・という事はありませんね。
ダスティン・ホフマン、円熟していて素敵ですね。

by 青山実花 (2017-08-04 12:48) 

青山実花

Gingerさん
コメントありがとうございます。

結構ありがちな場面でしたよね。
何か場違いな自分が悲しくて・・・。

エマ・トンプソンとダスティン・ホフマンの出会いは必然で、
そんな出会いで人生が輝くって、
素敵ですよね。

by 青山実花 (2017-08-04 12:49) 

青山実花

hatumi30331さん
コメントありがとうございます。

生きていれば、
出会いが歓びになったり、
苦痛になったり色々ありますね。
そんな中から、気の合う人が見つかったら最高ですね^^

by 青山実花 (2017-08-04 12:49) 

青山実花

mituさん
コメントありがとうございます。

貧困と孤独がクリアできていたら、
他は、さして重要な問題ではないと思ってしまいますね。

ダスティン・ホフマン、気取りがなくて、
男女両方から好かれる俳優さんですね。

by 青山実花 (2017-08-04 12:49) 

青山実花

tommy88さん
コメントありがとうございます。

この映画の時、ダスティン・ホフマンは70歳。
まだまだ、いけます(笑)。

家族から置いてきぼりにされる人には、
必ず理由があると、私は思います。
tommy88さんは、その点、大丈夫ではないかと思います。
ご家族を大切にされているように感じられますので^^

by 青山実花 (2017-08-04 12:49) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

「呼ばないわけにはいかないしなー」
「行かないわけにはいかないしなー」

全く、こういった状況は、
やっかい極まりないですね。
どちらも、それほど望んでいないのに、
義理みたいなものがあって。

いや、そこはもう、開き直って、
呼んだり、行ったりしないのも手ではないかと、
最近、特に思うようになりました。
無理して、気の進まない事をしても、
その後、長い間、嫌な気持ちを引きずって暮らすのは、
本当に辛いものです。
それなら、いっそ、って。

ただ、呼ばなかった事、行かなかった事を、
またグズグズ気に病んだりするんですよね^^;
人間って、ほんとに面倒な生き物です。


私も葬式なんて不要です。
直葬で十分です。
そして、東京湾か、相模湾に散骨してくれればいいと、
周囲の者に言ってあります。

> 大勢の中で感じる孤独感は、
> ひとりでいる時よりも淋しいかも知れない。

この感覚が分かるか否かって、
私のリトマス試験紙のような気がします。

by 青山実花 (2017-08-04 12:50) 

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