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◆曾根崎心中◆ [本]


曾根崎心中

曾根崎心中

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: リトル・モア
  • 発売日: 2011/12/22
  • メディア: 単行本


初。
二十一歳。
この本の主人公の遊女。
なんてなんて可愛い女。


初の心は、生まれて初めての恋に、
打ち震えている。
相手は徳兵衛。
客としてやって来た男。


物語の出だし、
初の恋心は、初の心の中で描かれる。


「あの人に会えますように」
「あの人が来てくれますように」
「あの人と一緒になれますように」


女が男を、心で「あの人」と呼ぶって、
物凄く意味深だって、初めて気付いた。
あの人。あの人。あの人。


男は沢山知っているはずなのに、
徳兵衛に初めて会った時の衝撃を、
初は「長い爪で背中をすっと引っ掻かれたような」と表現する。


徳兵衛は初に初めて会った時の気持ちを、
「氷をひとかけ、背中に入れられたような」と、
後に初に告白する。


運命の2人が出会った瞬間。
もう離れられない。
愛しても愛しても、愛し足りない。





近松門左衛門の原作を、
角田光代氏が翻案したもので、
ラストまで引き込まれる。


原作が良く出来ているせいもあるだろうし、
角田氏の筆力のせいもあろうだろう。


1978年の映画も傑作。
初を梶芽衣子が、
徳兵衛を宇崎竜童が、
それぞれ演じていた。


近松門左衛門が書いたものも読んでみたいけど、
どうなんだろう、
古い本だから、やっぱり難しいのか。
現代語訳があるようなので、
そちらを読んでみようかと思う。

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コメント 4

don

なんとか心中、と聞くといつも
六本木心中を思い出します。♪


by don (2012-04-21 14:26) 

青山実花

donさん
コメントありがとうございます。

「六本木心中」、アン・ルイスさんですね。

曲はもちろん知っていますが、
donさんのコメントが気になって、
あらためて、歌詞を真剣に読んでみました。

「心中」という言葉そのものは出てきませんが、
「あなたなしでは生きてゆけぬ」と繰り返し言っている事が、
心中と同じ意味なのかと理解しました(勝手に(笑))。
「シネマ」という言葉も出てきますね。

by 青山実花 (2012-04-21 23:21) 

藍色

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
by 藍色 (2014-06-03 15:18) 

青山実花

藍色さん
コメントありがとうございます。

時間がなくて遅れがちですが、
必ずトラックバックさせていただきますね。
by 青山実花 (2014-06-10 14:02) 

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